†シークレット・ラブ†




「───……えっ───…?」





「お願いします──…彼と──別れてください──…」




「どうして──…



どうして…あなたに──…そんな事を───…言われなくちゃ…いけないんですか──…?」





「───…ごめんなさい……あたしには──…彼しかいないんです──…


彼しか──愛せない──…


彼と離れてよく分かったんです──

あたし達は、あんなに愛し合っていたのに──…


どうして──あたし─…彼の手を──…放してしまったんだろぅって──…


ずっと─ずっと─…あたし─後悔してた──…


あたし─…もう…

後悔したくないんです──…



彼の手を─…


放したくないんです─…


どんな最低な女だって想われてもいい─…侮辱されても軽蔑されてもいい─…


彼を──…

彼をあたしに返してください──…」





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