†シークレット・ラブ†


「どうして…ここに…?来るなって、言ったのに…」



えっ…?


なに?
なにを言っているの…?




「ごめんなさい…
会いたくて…わたし…


あなたにどうしても会いたくて…」



「よせ。止めろよ…
俺達は、もう、終わったんだよ…」



「嫌よ…
わたし…
まだ、あなたの事を…


愛してるの…」



ズキン…ズキン…と心が痛んでいく…



「やめろ…
それ以上…何も言うな…」



そう言う誠司の背中が、声が


震えていた…。




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