†シークレット・ラブ†


幾つもの年月が流れ
高校生になったある日

いつしか僕の中で

もう君には
二度と会えないかもしれないと

思い始めた頃

こんな僕を
「好き」だという女の子に告白され

僕はその子と
付き合うようになった。


けど
本当は
その子に
君を重ね
寂しさを
会えない苦しさを
ごまかし


その子を
「好き」だと
思い込んでいたのかもしれない。


そう気付かされたのは


祖父が亡くなり

久しぶりに行った
あの公園で


セーラー服を着た
君の姿を見た時だった。



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