†シークレット・ラブ†

綺麗に成長した君

姿は変わっても
君の綺麗なあの瞳を
僕は忘れる事はなかった…


あの時の僕は
心臓が飛び出してしまうぐらいに

胸がドキドキして

君になんて
話しかけたらいいかと


嬉しさで
高鳴る鼓動をおさえながら
考えていると


遠くから
君の名前を呼びながら手を振りながら

近づいてくる
1人の男の子に


君もまた
親しげに


「ケンちゃん」と名前を呼んだ。



瞬間


僕の心は固まり


君に声をかけることができなかったんだ。


そして
君はそんな僕に気づかないまま


彼の元へ駆け寄ると
親しげに肩を並べながら去って行った…



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