†シークレット・ラブ†

「ただいまぁ…」

真っ暗な静かな部屋の中

まだ、誠司は帰っていない…



「まさか…あのまま…」

頭の中で、嫌な想像が浮かんで慌てて消したけど


あのまま…

あたしを追って来なかった誠司…



ヤッパリ…




そう思った瞬間…

ガチャン…



静かに玄関のドアが開いた…

「誠司…!?」


慌てて、玄関の廊下の電気をつけると


「祥子…帰ってたのか…」


そう、疲れきった顔の誠司が立っていた。



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