†シークレット・ラブ†

「はい、どうぞ」


気づいたら、目の前に
ホカホカの湯気が立つ

「ミルクティーなんですけど・・・・

好き・・・ですか?」


カップを持って、優しい微笑みの先生の顔。


「好きです・・・」


「そうですか。よかった。

暖まりますから。

どうぞ、飲んでみてください。」


そう言って

「はい。」と手渡してくれた。


そのカップを受け取るとき

少し指が触れてドキッとしたけど
何もなかったような顔で
カップを受け取り

一口飲んでみると

少し濃い目の紅茶に
甘い砂糖とミルクのバランスが
絶妙で・・・・・

「美味しい・・・・」

と自然に口から言葉が出た・・・・。






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