†シークレット・ラブ†

思えば、あたしの父も
そして・・・・・誠司も・・・・


キッチンに立って
何かをするようなタイプじゃなかったから・・・・。


誠司が、キッチンに立ったのは
あたしが風邪をひいて熱を出した時・・・


そう・・・


あの日、初めて食べた誠司が作ってくれた
お粥は・・・しょっぱくて・・・・


一緒に食べて余りのしょっぱさに
お互い笑うしかなかったな・・・・・・





あんな日もあったなんて。。。。



ほんの一年前の事なのに・・・
まるで、何十年も昔のことを思い出しているみたいだね・・・・。








< 213 / 265 >

この作品をシェア

pagetop