†シークレット・ラブ†
あたしは、勇気を振り絞り…彼の店に近づき…ドアノブに手をかけた。
ドキンドキンと激しくなる鼓動で胸が痛い。
だけど、それ以上に彼に…会いたいから…。
スウーと深呼吸して、ドアノブを引いた…。けど…。
「開かない…」
ドアノブが、開く事はなかった。
もう…会えない…ことなのね…。
もう…。
二度と…会えない…。
悲しみで胸が潰されそう…。
膝からガクリと、崩れるように…地面にじゃがみ込んだ…。
彼には会えない…。
その現実を…認めたくなくて…。
泣き声は…雨にかき消されて何も聞こえない…
きっと…彼の元にも届かない…。
そう思っていた…。