†シークレット・ラブ†

今更…なんて言えばいいのだろう?


言葉が…何も見つからない。


“いま、1人なの”なんて言える勇気もない。


会えたのに。こうしてあなたに会えたのに。


なんて言えばいいの?



ミルクティが波打つカップを握りしめながら



あたしは、俯くことしかできなかった。



別れたから…あたしと付き合ってくださいなんて。


そんな言葉…ヤッパリ言えない。




「あたし…ヤッパリ帰ります」


カップをテーブルの上に置いて立ち上がり、そう告げた。

「どこへ…帰るんですか?」



彼の言葉に、体が固まった。



「えっ?今…なんて言ったんですか?」


「どこへ…帰ると言ったんですよ」


「どこへって…」




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