†シークレット・ラブ†
「…ちゃん…祥子ちゃん!大丈夫?」
名前を呼ばれてハッとして、振り返ったら、真奈美ちゃんが、心配そうな瞳で、あたしの顔を見つめていた。
「どこか具合でも悪いの?」
「うぅん。大丈夫。よ、ありがとう」
「そう?なら良かった。それにしても、あの先生、カッコいいね。独身なのかな?」
「真奈美、あんた、新婚でしょう。なに気にしてるのよ。」
「いいじゃない、それくらい。ねぇ~祥子ちゃん」
「あ、あ、うん。そうだね。」
きっと、苦笑いだ…。