†シークレット・ラブ†
彼が独身なのかどうか、分からない…
けど、できれば結婚していてほしい…
そう思ってしまったのは、どうしてなのだろう──…
彼は、周りからの、彼への興味本位の視線や、ヒソヒソ話しを気にする事なく
淡々と、きょう作るパウンドケーキのレシピをホワイトボードに書きながら、泡立てのポイントなどを説明しながら、スムーズに進めていた。
あたしの事は──…
まだ、気づいていない──…
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