†シークレット・ラブ†


「ただいまぁ~~」

「お帰りぃ~きょうは早かったね」


珍しく、10時前に帰ってきた誠司の顔を、思わずジッと見つめてしまった──…



「なに?どうかした?」


上着を脱ぎながら、あたし顔を覗き込んだ。


思わず、視線を逸らしてしまった…



別に──…疚しい事なんて…あるはずないのに…



彼に対して、あんな気持ちを抱いた事に少しだけ



罪悪感を感じているあたしがいた──…





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