†シークレット・ラブ†
食事をすませて、ソファーで寛ぐ誠司
テレビを観ながら「ふぅ…」と背伸びをしている。
その姿を、後片付けを終えて、コーヒーを注ぎながらチラッと見ると
あたしの視線に気づき「どうした?」と一言。
「ううん。なんでもない」
「そうか?なんか今日あった?」
「えっ?どうして?」
「うん?いや──…別に。なんだか、今日雰囲気が違うなって思ってさ。」
「そう?」
「あぁ。今日どこか出かけたのか?」
「うん。今日、実はね…」