†シークレット・ラブ†

バシャバシャッと水しぶきの音を立てながら小走りで走っていると



「待って!」という声が、後ろから聞こえてきた。



「エッ!?」と立ち止まり振り返ると


さっきの彼が、傘をさしながら駆け寄り、濡れないように傘を、まるで相合い傘みたいに──…




トクン─…
トクン─…
トクン─…




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