べりー ベリー berry~イケメン5兄弟に振り回される日々~
「…その袋…なんか買ったのか??」


沈黙を破って汐輔クンがそう口を開いた。


「あ…うん。明日着る服買ったんだ」


「明日のためにわざわざ!?」


「…うん。…ダメだった??」


「ううん…なんか嬉しい」


「…え…??」


「だって俺らが最初にその服着てるトコロ見れるってコトだろ??」


「…ぁ、そうだね」


「なんか嬉しいなーって」


そう言う汐輔クンの顔は夕日のせいか赤く見えた。


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