【実話】~17歳~浮気男を愛してる。


最初から別れたくなんか、全然ないのにね。


『じゃ、さよなら』


そう、言って車を降りようとドアに手を掛ける。










「待って!!!!!」


いつの間にか手はドアから離れ…あたしは彼の腕の中に




手を引かれて抱き寄せられたんだ。




息が出来なくなる位、思いきり抱きしめられて、アキヒロの腕の力が強くなるたびに涙が流れた。






「行かないで…一緒にいたい」


『……クミも…』




すると、彼はあたしの体を離して手を握り…また無言で車を発進させた


< 22 / 166 >

この作品をシェア

pagetop