【実話】~17歳~浮気男を愛してる。
最初から別れたくなんか、全然ないのにね。
『じゃ、さよなら』
そう、言って車を降りようとドアに手を掛ける。
「待って!!!!!」
いつの間にか手はドアから離れ…あたしは彼の腕の中に
手を引かれて抱き寄せられたんだ。
息が出来なくなる位、思いきり抱きしめられて、アキヒロの腕の力が強くなるたびに涙が流れた。
「行かないで…一緒にいたい」
『……クミも…』
すると、彼はあたしの体を離して手を握り…また無言で車を発進させた