大陸の冒険 アダナレロと天空の島
全体の木に広がり燃え上がった。僕たちの周りには炎だらけ。
「これヤバいかも?」
僕はリームさんに聞く。
「早くこの森から出ないと私達死ぬかもしれないわ。」
リームさんが言うと村長が
「まずは森の火を消すのじゃ。これでは動物達も可愛そうじゃ。」
「そうだね。でもどうやって火を消すんですか?」
僕は村長に言った。
「多分もうじき来るじゃろう。」
村長は誰かを呼んでいた。
すると、雲も出ていないのに雨が突然降りだし始めたのだ。そしたら炎が少しずつきえていく。不思議なことに燃え上がっていた木もだんだんと直っていったのです。
「これは?」
僕はその風景を見上げながら言った。
「ビートズじゃよ。」
村長は人物の名前を言った。
「ビートズ?」
僕らは聞いたことがない名前だった。
「よ!」
赤い服装で帽子をかぶって歩いてきた。
「あれがビートズさん?」
僕は村長に聞いた。
「ああそうじゃ。あいつは水の札魔法を使えるのじゃ。」
「水。だからさっきの雨がビートズさんの魔法だったんだね。」
僕はちょっと嬉しく思った。なんだか分からないけど心強い仲間が増えた感じがした。
「ビートズって村長の知り合い?」
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