愛情表現のしかた
部屋に入った途端、彼女の甘い香りがぶわっと僕を襲った。
飛び出していきそうな理性をなんとか押し留める努力をする。
【鞄そこに置いて】
指定された場所に優しく置いて彼女を見た。
ブレザーを脱いでハンガーにかけて長い髪を右手でかき分けている。
僕の視線に気付き目線を合わせて
【みりん、どうしたの?用が終わったらさっさと帰りなよ】
『…嫌だ』
【え?あたしもうみりんに用ないし】
『まりも…僕だって男だよ、男を部屋に入れるってどうなるか解ってるよね…?』
鞄を投げ捨て彼女に手を伸ばす。
飛び出していきそうな理性をなんとか押し留める努力をする。
【鞄そこに置いて】
指定された場所に優しく置いて彼女を見た。
ブレザーを脱いでハンガーにかけて長い髪を右手でかき分けている。
僕の視線に気付き目線を合わせて
【みりん、どうしたの?用が終わったらさっさと帰りなよ】
『…嫌だ』
【え?あたしもうみりんに用ないし】
『まりも…僕だって男だよ、男を部屋に入れるってどうなるか解ってるよね…?』
鞄を投げ捨て彼女に手を伸ばす。