電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①
「智美!」
智美ちゃんのお姉さんと智美ちゃんとばったり。再会。
「お姉ちゃん。私たちも知らないことだってあるから。」
智美ちゃんが言った。
「それはわかってる。で、デリネスの嫌いな食べ物、ニオイ、妖怪、何?」
咲恵子さんは忙しそうな雰囲気で言った。焦っているようにも見えたけど。
「いま、調べるから待ってて。」
「なんだ、まだなのか。」
「ねえ、あのデリネスの事なんだけど。」
「「何かわかった!?」」
二人で声をそろえて言った。私はその息ぴったりな動作に驚いたのだが、今はそんなことを言っている段階じゃない。
「それが、このデリネス。今になって発見されたみたいで、情報が何にもないんだけど。」
私は言った。
「「は?」」
また二人揃った。本当は仲がいいのかもしれない。もしかしたら私だけ思い違い!?
「ちょ・・・うそ。」
「お姉ちゃん、デリネスって前にいたんじゃ?」