電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①
この世界にきっとあの妖怪がいるはずだ。目撃情報も寄せられている。しかし、本当にこんな世界に存在するのだろうか。
俺は、子供たちが狙っている秘密の妖怪を探している。捕まえようと追い掛けても直ぐに逃げられる。ちょっと困った妖怪なんだ。
実はその妖怪を捕まえたら、偉大な力を手に入れられる。そんな噂があったんだ。
今、俺たちは探している。



「今、誰かとすれちがったような。」
俺は妖怪を探している。その途中誰かとすれちがったような。そんな感じがした。
「あいつはどこにいるんだ。クソッ!見つからない事とは、確率よりも、逃げ足の事だったのか。」
早すぎるから、見失う確率も増えてい舞う。そんなことを早く気付けばよかった。と、反省した。俺は世界で一番頭がいいと思っていた。
「こうなったら、あの扉を開かないといけないな。」俺は言った。
< 34 / 322 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop