電界妖怪 〜マカフシギ〜 ①
智美ちゃんがそう答えると私は真っ先に
「妖怪ってしゃべれる?」
「何!いきなり。」
「え、なんかまずいこと言った?」
「ううん、変な事を聞いてくるから。妖怪はしゃべらないよ。口はあるんだけどね。」
私は続いて話しかけた。
「口はあるのに?」
「うん。鳴き声はするよ。言葉がしゃべらないだけ。」
「なるほど。」
「どうしたの?急にそんな話をしてきて。」
私は昨日あったことをすべてなるほど。話すことにした。
「実は。昨日、妖怪をペットにして家に帰った後。名前をデンタにしたんだけど、そのデンタがしゃべったの。気のせいかと思ったんだけど。でも口はちゃんと動いていたよ。」
「そんなはずはないと思うよ。市がプログラムした時には、コミュニケ(コミュニケーション)の機能をつけてはいないって発表されていたから。しかも、カメラの前でインタビューを受けていたし。」
「そうなんだ。」
私と智美ちゃんは歩きながら話し続けた。
学校へと行く道は私がこの前、通ってきた道とは違う道を沿って行った。この町は私がいた町よりも道数が多い気がした。
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