女王様御用達。
第1話「醜いコッカ」
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当時、その国は、わがままな王様によって支配されてました。


ある日、王様は最高の妻を得るために、国内外から集められた女王候補集め、その中から選抜し、完璧な少女を見つけます。


しかし、王様は結婚したその日に事故で死んでしまいます。



そこで、王に選ばれた僅か12歳の女の子が女王になりました。




彼女の美しさで瞬く間に国民の人気を得。



彼女の器量で王位継承権に不満を持つ暗殺者を返り討ちにし。




彼女の知恵で国は豊かになり、即位後3年で先進国の一つに仲間入りをさせました。






「彼女を敵に回すほど、恐ろしいことはない」






いつしか、そんなことを囁かれるようになった女王。




……命知らずにも、彼女の最初に作った法律を三日で破ったのは。



当時、若干15歳の官能小説家でした。


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