イチゴの気持ち ~イチゴ達のラブストーリィ~

『えっ、どうして…イチゴだ。イチゴの味がする。すごいね、慶太先輩。わたし、うれしいよ』


「お前、本当にかわいいな。そうだろイチゴだろ。良かったな、お前も水の神様に愛されてるんだぜ。だからきっと記録伸びるはず。でも、これはみんなには内緒だぞ」


先輩はジュースを私の手から戻し、笑いながらキャップを閉めた。


うわっ…かわいいなんて言われちゃったし…


もうどうしよう。


内緒ってことは二人の秘密ってことだよね。


でも、どうして?ホントにこんなことってある?


いろいろなことにドキドキ続きの私は先輩に気づかれないように大きく深呼吸をした。
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