【中編】彼女の嘘
疾風は、私を抱きしめベッドに押し倒した。


「疾風」


「好きだよ。遼。」


嬉しい愛の言葉。


その後、優しいキスをして行為がはじまる。


愛のある行為。


とても、幸せなひととき。


なぜ、私はそれを手放すのだろう。


私は、自然と涙が流れた。


様子のおかしい私に疾風は、優しい言葉をかける。


私は、そんな疾風の名前を呼び続けた。


心の中で愛してると続けながら。


私は、深くなるごとに体は熱くなり、疾風を求めた。


今夜の私はおかしい。


疾風を求めずにはいられない。


最後。


それが、胸を締め付ける。


私は、いつの間にか寝てしまっていた。
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