復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
さえが黒板消しを手にした。

「あのメールがきてからなの……」

「あのメールって、まさか――マリちゃんから!?」

奈々子が大声をあげると、さえはこくりとうなずいた。

「うん、どようびのよるにきたの」

黒板消しにガブリと噛み付き、中の綿を飲みこむ。
わたあめのふわふわした触感とはかけ離れた、かたそうな綿だった。

「どんな、どんなメールだったの?」

奈々子がすがるようにきくと、さえは黒板消しを食べる手を止めた。
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