復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
愛華のことも憧れのまなざしで見ていたが、その裏にはべっとりとした妬みがいつもくっついていた。

どうしてわたしの周りには友達がいないんだろう。
どうして、わたしは美人じゃないんだろう――。
いつもいつも、心の奥底でそう叫んでいた。

零なんて死んで当然だ。人の心をもてあそんだのだから。

警察に色々きかれるだろうが、なんと答えたらいいだろう。
ずっと行方不明だったマリの死体も一緒に見つかったので、大騒ぎになっていることだろう。

警察への話は、明日考えよう。今日はゆっくり休みたい。

今、何時だろう。ベッドの白い柵に奈々子のバッグが引っ掛けられていたので、中から携帯電話を取り出した。

画面を見ると、新着メールが一件あった。
何気なく見てみる。
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