復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
一人で家にいると、だんだんと怒りがこみあげてきた。
マリのことを親友だと思っていたので、それがさらに怒りを激しくさせた。

その夜、零のマンションに行き、「今日ゲーセンで零とマリがいるの見たんだけど」と単刀直入に話した。

「人違いだよ」と零は最初のうちは笑っていたが、クマのぬいぐるみを取っていたことなどを具体的に言うと、あっさり白状した。

マリがアドレスをきいてきたので、五月の終わりくらいから、メールをするようになったこと。
六月から二人きりで会うようになり、向こうが誘ってきたので体の関係を持ったこと……。

零は涙目になりながら、何度も謝ってきた。

「本当にごめん。マリとは二度と会わないし、連絡も取らないよ。おれには愛華しかいないから」

そう言ってきたので、零のことはしぶしぶ許した。好きだという気持ちがまだ大きかったからだ。
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