復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
何日か経つと、単独でマリに嫌がらせをすることが流行った。

理奈は、マリの通学カバンにべったりと工作用ののりをつけたり、引き出しに画びょうを入れたりと、一番意欲的だった。

さえは、いつも持ち歩いているお菓子の食べカスを、マリの靴の中に入れ、愛華を大笑いさせていた。

針でちくちくと刺すような嫌がらせがきいているらしく、マリはここ数日顔色が悪く、休み時間は机につっぷしていることが多かった。

休み時間に、奈々子は千尋をトイレへ行くのに誘った。
千尋も、マリへの嫌がらせを一人でしていないので、きいてみることにしたのだ。
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