復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜

「だって……入学してすぐ零のこと好きになったんだもん。愛華と付き合っていても、零のこと忘れられなかった。だから、告白したの。二番目でもいいからって……。
最初は、愛華から零を取る気なんてなかったの」

マリは、うつむいて涙をぬぐった。

「でも……」とつぶやき、顔をあげる。
マリは、勝ち誇ったような顔をしていた。

「零はもうすぐマリだけのものになるの。だってね、マリ――」

「零はあたしのものなんだよ！！」

マリが言い終える前に、鬼のような形相をした愛華が飛びかかった。

「キャーッ」と悲鳴をあげてマリは逃げようとしたが、愛華が
体当たりをしたので、バランスを崩して、あお向けに倒れた。
それと同時に、鈍い音が響く。