復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
愛華が馬乗りになり、マリを殴りだす。

そこで、奈々子たちは慌てて通学カバンを放り投げて、マリから愛華を引き離した。

「あ、愛華ちゃん、落ち着いて!」

理奈がなだめると、愛華は腕をふりほどいた。

「こいつが調子に乗るからっ」

肩で、ぜえぜえと息をしながら、横たわったままのマリを睨む。

「ねえ……なんか様子が変じゃない?」

千尋が震える声で、マリを指さす。

ぴくぴくとマリの全身は細かく痙攣している。
目はカッと見開かれており、まばたきひとつしない。

――するとマリの後頭部から、じんわりと血が染み出てきたので、奈々子はぎょっとした。

下に置かれていた赤レンガに頭をぶつけたのだ。
――愛華が飛びかかって、倒れたときに。
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