復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
「実は……」と愛華は、わざとささやくように言う。

「あたしたち、ここ最近、マリとは距離を置いていたんです」

隣の亜美が、えっ、という顔をして見てくる。

「どうして、距離を置いていたんだ?」

春山が予想通りの質問をしてくる。

「マリが一学期の終わりくらいから、お金のことばっかり言うようになったんです。欲しい物があるから、もっとお金がいるって、口癖のように言ってました」

すべて、愛華が考えた真っ赤なウソだったが、春山は真剣な表情できいていた。

「普通のバイトじゃ給料が少ないからって、援助交際とかもしていたみたいで……」

「なんだって!?」と春山が大声をあげたので、職員室にいた教師たちの視線がいっせいに集まった。

「援助交際を一緒にしようって、あたしたちを誘ってきたから、距離を置くことにしたんです。もしかしたら、クラスの人たちには、仲間はずれにしていたように見えていたかもしれません」
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