復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
放課後……。
今日は部活は休みらしく、体育館は閉まっている。
奈々子たちはあのトイレへ向かう。トイレの臭いしかせず、これでは誰も気づかないだろう、と思った。
奈々子は教室にあったぞうきんを一枚持ってきていた。
「人が来る前に、早く終わらせてよ」
愛華に言われ、奈々子はおそるおそるトイレに足を踏み入れた。
ぞうきんで電気のスイッチ周りをごしごしとふき、ついでに電気をつけた。
次はドアノブをふかないといけないのだが、両足が震えてうまく進めない。
あのとき、ドアが閉まらなかったので、マリの死体を必ず見てしまうことになる。それが怖くてたまらない。
一週間以上経った死体はどんな風になっているのだろう。
そろりそろりと奥のトイレへと歩いていた奈々子は、はっとした。
――ドアが閉まっている。
あのときは、確かに開いたまま、逃げたのに。
今日は部活は休みらしく、体育館は閉まっている。
奈々子たちはあのトイレへ向かう。トイレの臭いしかせず、これでは誰も気づかないだろう、と思った。
奈々子は教室にあったぞうきんを一枚持ってきていた。
「人が来る前に、早く終わらせてよ」
愛華に言われ、奈々子はおそるおそるトイレに足を踏み入れた。
ぞうきんで電気のスイッチ周りをごしごしとふき、ついでに電気をつけた。
次はドアノブをふかないといけないのだが、両足が震えてうまく進めない。
あのとき、ドアが閉まらなかったので、マリの死体を必ず見てしまうことになる。それが怖くてたまらない。
一週間以上経った死体はどんな風になっているのだろう。
そろりそろりと奥のトイレへと歩いていた奈々子は、はっとした。
――ドアが閉まっている。
あのときは、確かに開いたまま、逃げたのに。