復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ〜
「理奈ーっ、理奈ぁ」

二人が泣きわめきながら、大型トラックへと駆け寄る。

救急車を呼ばないと、と奈々子は握りしめたままだった理奈の携帯電話を使おうと、画面を見た。

奈々子の心臓は止まりそうになった。

【mari.lovelove……】というアドレスからメールがきていた。

このアドレス……マリのアドレスだ。

奈々子は震える指でボタンを押し、メールを読んだ。

【†憤怒† 怒りに染まったあなたを黒い悪魔がさらっていくだろう。】

これは一体なんなの、と考えていると画面が一瞬真っ暗になった。

ぱっと明るくなると、さっきのメールは消えていて、奈々子は携帯電話を落とした。


……両手の震えが止まらない。

千尋とさえの泣き声がいっそう大きくなっていた。
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