THE DEATH

闇騎士

紹介したい人が居る、と言ってストークはいったん話を置いた。


「ちょっと待ってて。俺一人じゃできなかったこと、皆が一緒ならできるから……あ!くれぐれもウトウトしないように。浅い眠りは夢をみやすいから!」
バタンとドアが閉められ、3人が取り残される。

「……」

「……」

「……相変わらず、一方的なやつだ」

静寂につぶやきが吸い込まれていく。

「…でも嬉しそうでしたね」

ぽつりぽつり、死神たちが口を開く。

「やっと動けるってことなんでしょ」

カノーは髪をかき揚げた。

「…カノーさんも嬉しそう」


「ふ…本来の任務よりは、楽しそうになってきたからねぇん」

カノーはニヤリと微笑した。


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