俺様のカゴの中
不思議な顔をされたけど真実は語らずにクラブに戻った。



「ケホッ!!んんんん~!!」

「何してんだテメー…」

「勝手に飲めって言われたから…。まさかコレ飲み物じゃない…ですか!?」



留宇の手にあるのはアルコール度数40度程のウォッカ。



涙目で真っ赤な顔して…。



「これ全部酒。お前みたいな園児はこっち」

「お酒って喉焼けそうですね~。あっ、これ知ってます!!ペットボトルってヤツです!!」



ペットボトルのジュース飲んだことねぇの?



嬉しそうに受け取り、ソファーに座って不思議そうな顔。



マジかよ…。



「貸せ…」

「あっ…」



ペットボトルのキャップすら開けたことのないお嬢…。



マジで園児以下じゃねぇか…。



ニコニコしてジュースを飲んだ留宇はふたを閉めた後、急にパタッとソファーに横になった。



「はぁ…?」



クゥクゥとネコみたいに寝息を立ててる…。



まさかさっきのウォッカ…?



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