俺様のカゴの中
日中は寝てる生活。



活動は夜。



だから留宇を夜に呼ぶことになる…。



あんまりよくはねぇだろ?



「来週の水曜、どっか行くか?」

「どこか?それってデート…」

「出かけるだけだ!!昼間に行きてぇとこ探しとけ」

「探しときます!!」



留宇に浄化された?



昼間なんて滅多に外に出ねぇ俺が。



「タイラさん!!帰ります!!」

「お車まで一緒に行きましょう」

「じゃあ雷さん、次の水曜日に!!」



嬉しそう…。



でもアイツも着いてくんのかと思うと…。



「留宇、ちょっとここで待っとけ」

「はい?」



お前に話がある。



コイツ的には仕事だろうから仕方ないんだろうけど…。



「来週の水曜は俺に預けてくんねぇか?」

「それは考え物です。もしなにかあったら私の責任ですので」

「何かあったら俺が誘拐したことにでもしとけよ」

「氷流様はお嬢様のお立場をわかられてないのでは?あなたをどうにかするなんて簡単なことですよ」



マジでムカつくヤロー…。



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