俺様旦那と嫁執事
約束の時間まで、余裕があった私たちは


朝ごはんを食べにファーストフードへ


まだ朝が早いのか、貸しきり状態の店内


「いよいよね。ユウコ」


いきなり改まられると、余計緊張しちゃう


「うん。ごめんね。すごく待たせて」


「それは、ヒロユキ君が言うセリフよ」


そんな会話をしながら、父さんとの約束を思い出した





「ユウコ。母さんとは親友であってくれるか?」




母さんを一人にしてしまう申し訳ない気持ちからの


父さんなりの配慮だった・・・


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