真面目なあたしは悪MANに恋をする
【番外編】Call my name
「ねえ、次はいつ会えるのかしら?」

気だるい身体をベッドに預けている熟女が、着替えている俺に向かって言葉を投げかけてくる

ああ…終わりだね

この関係も、今日でお終いだよ

次を期待されてたら、俺はもう会わないって決めてるんだ

ごめんね

俺、そういうのって苦手なんだよね

「どうだろうね。学校があるから」

俺はベッドの中にいる熟女の額にキスをすると、一人で玄関に向かった

「電話、待ってるから」

疲れている声が、玄関に向かって発せられた

擦れている

叫び過ぎたのかな?

ベッドがぐしょぐしょだったもんね

相当、気持ちよかったんだろうね

玄関に置いてある鞄を俺は肩にかけると、重たくなった懐に思わず微笑みが漏れた

良い鴨…だったんだけどね

残念だよ

今日でお終い

新しい人を捜さないとだな

ケンケンに頭をさげて、ホストのバイトを代わってもらわないと…

お金を持っている人と出会うには、ホストでバイトするのが一番だからね

本当に金を持っていて、男のために払いたいって人じゃないとさ

良い関係を築けないし、後々が面倒になるでしょ?

だからさ

ホストでバイトするがの一番なんだよねえ
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