一番星
「まぁそのことは忘れて。
 で,聖ちゃんの中学の後輩...かな?
 名前は?」

「はい!
 部活でよくしてもらいました乃瀬祐輝です。」

「私は長谷川泉。
 よろしく。」

はい名前GET!

和音は名前すら知らないって言い出すもんね~

それに聖ちゃんと知り合いってのがまた最高!

情報収集が楽に進みそう。


「よろしくお願いします。
 あっ俺部活あるんで失礼します!」

そう言って頭を下げて走り去っていった祐輝くん。

私は手を振りながら今手に入れた情報を整理。

乃瀬祐輝,バスケ部,礼儀正しい...

それぐらいかな?

礼儀正しいとバスケ部は推測でしかないけど。


って聖ちゃん待ってる!

私は急いで靴箱に向かった。


「ごめん!」

「いいよ。
 それより情報なんかつかめた?」

聖ちゃんは走ってきた私の頭に手を置いて尋ねる。


「それがさー!」

それから私はさっきのことを話し出した。

帰りは祐輝くん&和音の話で盛り上がった。


そして夜。

私は和音に祐輝くんのことを伝えるために電話をかけた。

聖ちゃんから聞いた情報もそえてね。

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