コタツ猫



「俺さ、ずっとおまえだけ

 見てた。今までも、これ

 からも、ずっと未亜だけ

 見てる…。俺、おまえの

 事、友達として見た事な

 んかねぇ。ずっと女とし

 て見てた」



あたしは、

拓ちゃんを見る。



「……たく…ちゃん…?」



初めて見た―――…


初めて

あたしに見せた

拓ちゃんの

切ない表情は…

恋してる顔だった。




拓ちゃんは

切な顔で

あたしを見つめ

話を続ける…。





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