モデル…DEBUT!? 俺様王子と私様王女。
「八木、哲也…?」
私は聞き返した。
「うん、どうしたの?莉子」
「まさか、そんな…」
私は信じられない。という顔をした。
そうだ。そうだ。
八木哲也。
思い出した。
初めて会ったときも、誰かに似ていると思った。
絶対、どこかで会ったことがある。と思った。
王子、もとい
彼、"八木哲也"はさっきからずっと俯いている。
「分かってて、なにも言わなかったの…?」
私は、八木哲也にきいた。
「僕も…芳川の名前きいて、はじめて気づいた。」
八木哲也は暗い声でそういった。
「さいってぇ…!!!」
パンっ
教室に乾いた音が響いた。