モデル…DEBUT!? 俺様王子と私様王女。
教室内はその音で
しーーーーーん
と、なった。
「私が…ど…んなに…辛かったか…分かってないでしょ!?」
私は教室から飛び出した。
「りっ莉子!!!」
杏里の声がきこえた
でも私はかまわず、走って走って走った。
許せない。
許せない。
許せない。
どのくらい走ったかわからない。
私は中庭らしきところにきていた。
色とりどりの綺麗な薔薇が咲いていた。
「うっ…ふ…」
私は近くにあったベンチに座って顔を覆った。
しらないうちに
涙が溢れ出ていた。