幸せのカタチ~赤い宝物~
恋と現実
VSウサギとカメ
気がつけばアレから3ヵ月…。
彰と付き合って(?)から3ヵ月経ってた。
疑りながら、秋を過して雪でも降るんじゃないかって程寒い冬になった。
12月
テストも終って、冬休みまで後少し。
でも私の頬を刺すハズの冷たい風は、隣りを歩く彰の体に当って少し柔らかくなってから私にあたる。
こんな時でさえ、さり気なくビミョーに守られてるみたい。
「クリスマスどうする?
ウチ来るっ???」
「イヤダッ。」
「えー。
愛果~どうしたい?」
「彰と2人キリにならないトコロ?」
「えー。
ちょーひでぇ。」
「どっちが???」
「…………………俺…デス。」
今日は珍しくサッカー部が休み。
初めて彰の家に行った。
ずっと『今日ウチ誰も居ないし、来ねぇ?』って誘われてたんだけど、下心が丸見えってゆうかダダ漏れで。
でも今日は、ちゃんとお母さんも居るって言ってたから行ったのにっ。
それなのに私は、襲われかけた…。
どんだけ餓えてるの?
部屋に上がってすぐ
有り得ない。
私はその瞬間、思わず平手打。
「ホンット信じられないっ!」
彰の家を出て怒りマークな私。