恋口の切りかた
「よし」

俺は微笑んで、

夕闇に沈んだ部屋の中で大切な少女に手を伸ばして、もう一度そっと頬に触れた。

「エン……?」

「俺はお前のことを何より大切に思ってる。お前を大事にしたいと思ってる」

「で……でも、エンは──」

「でもじゃねェよ、ちゃんと聞け。昨日の夜も、今も──俺がお前にこんなことしたのはなァ……」



俺は、愛おしい少女に向かって、
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