恋口の切りかた
「え?」
きょとん、とする留玖の乱れた着物を直してやって、ためらいながら細い体を抱き締めた。
「……違うんだ……俺は──そんなつもりじゃ……」
「え? エン……?」
「ごめんな。酷ェ男だな、俺……」
びっくりした様子の留玖に謝罪を繰り返して、
身を離して彼女の顔を見つめて、頭を抱えた。
「くそ……一歩前進したかと思ったら──そういう解釈されるのかよ……!
お前……難攻不落の乱世の城かァ?
どれだけ攻めづれェ女なんだよ、留玖」
「へ? え……ええと……ごめんなさい……」
「謝らないでくれよ……」
俺は溜息を吐いて、
それから留玖の大きな瞳を真っ直ぐ覗き込んだ。
「恩があるから何されてもいいなんて──この俺に向かって、二度とそんなことは言うな」
「えっ? あ、あの……でも……」
留玖は何事か口の中でもごもごと呟いて、
「……はい」
頷いた。
きょとん、とする留玖の乱れた着物を直してやって、ためらいながら細い体を抱き締めた。
「……違うんだ……俺は──そんなつもりじゃ……」
「え? エン……?」
「ごめんな。酷ェ男だな、俺……」
びっくりした様子の留玖に謝罪を繰り返して、
身を離して彼女の顔を見つめて、頭を抱えた。
「くそ……一歩前進したかと思ったら──そういう解釈されるのかよ……!
お前……難攻不落の乱世の城かァ?
どれだけ攻めづれェ女なんだよ、留玖」
「へ? え……ええと……ごめんなさい……」
「謝らないでくれよ……」
俺は溜息を吐いて、
それから留玖の大きな瞳を真っ直ぐ覗き込んだ。
「恩があるから何されてもいいなんて──この俺に向かって、二度とそんなことは言うな」
「えっ? あ、あの……でも……」
留玖は何事か口の中でもごもごと呟いて、
「……はい」
頷いた。