恋口の切りかた
「楽しみにしてろよ、お前を絶対に俺のモノにする」

とても嬉しそうな、氷みたいなその声から逃げるように私は歩みを早めて、





結城円士郎、お前から全てを奪ってやる──。





背後の闇からは、最後にそんな声が届いた気がした。
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