恋口の切りかた
「二人とも、随分と楽しげに剣を振るうんだな」


俺たちを眺めていた帯刀が、ぽつりとそうこぼした。


「まるで、子供同士が遊んでいるようだ……」


「ああ。でも……」


隼人が帯刀に答えて口を開いて、


「二人とも全然笑ってねーよ。悲しそうだ」


「そうだな」と帯刀の声が言った。



「悲しい斬り合いだな……」


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