恋口の切りかた
畳にふせていた若者がすばやい動きで飛び起きた。



堀口は私を漣太郎に向かってつきとばし、

武器を持たないりつ様を後ろから押さえつける。



体重のない私は見事にはじきとばされて漣太郎とぶつかり──、






漣太郎と私が体勢を整え直したときには、


堀口が、かくし持っていた懐刀をりつ様のノドもとにつきつけていた。

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