【短】涙が出るほど好きだった


次の日も。



「―…ごめん柚姫!」





また、次の日も。



「―…まだ終わりそうにないんだ!」




一週間たっても。


奏クンと帰れない日々は続いた。




どんどん奏くんが離れてくみたいで…。





「柚姫?」



「…奏くん?」






「…お弁当くらい一緒に食べようと思って。」







奏くんの優しさに





「え?柚姫どうした?」



「うぇえん…。」



「柚姫?」



涙がこぼれた。






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