【短】涙が出るほど好きだった
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放課後。
いつものよう待ち合わせ場所へ行く。
でもいくらまっても奏クンは来ない。
これ以上待っていられなくて
迎えに行く事にした。
教室の前に着く。
「そーくん……。」
「え?柚姫?」
びっくりしたように目を見開く
こなかったら迎えに来るなんていつものことなのに。
でもその理由はすぐにわかった。
また…あの人。
「ええっと…柚姫。俺、香織と美化委員なんだよね、だからしばらく一緒にかえれそーにないや…。」
あたしが呆然とすると気づいたように香織さんはにやっと笑って
「ごめんね♪」
といった。
女って恐い。
この人完璧にあたしから奏くんをとるつもりだ。
「…分かった。」
言い返してやろうと思ったけど
奏くんに迷惑をかけるのがいやだったからやめた。